Pet Mag. | 大切なペットのための情報マガジン

愛ペット健康ライフ


筬島香穂里さん(ペットブランドCITYDOGディレクター)&モニカちゃん(ポメプー)~あの人の愛ペット健康ライフ~

女性の心をつかむ洗練されたデザインが魅力のペット用品ブランド「CITYDOG」。ディレクターとして、創業者として、忙しく働く筬島(おさじま)さんの愛犬は、ポメラニアンとプードルのMIX、ポメプーのモニカちゃんです。
飼い主と一緒にいることが何よりも大好きだというモニカちゃんとの暮らしや、ブランドの立ち上げに込めた想いなど、気になるお話をインタビューしました。
PROFILE
  • 飼い主:筬島香穂里さん(31歳)
    2017年に「CITYDOG」を創業。インテリアに馴染むオシャレな愛犬用アイテムを世に送り出している( CITYDOG Instagram筬島さんInstagram
  • 愛犬:モニカちゃん(7歳)
    ポメプー。気が強くて、常に自分が中心にいたい女王様タイプ(モニカちゃんInstagram

モニカとの出会いは、ある日突然に


「大学を卒業して入社したのはベンチャー企業。とにかく忙しくて、毎日深夜まで働く日々を送っていました。
そんなある日、同期の友人に付き合ってたまたまペットショップを訪れて、そこで出会ったのがモニカ。まさか自分が犬を飼うなんてそのときまで思ってもいなかったんですが、お店から出られなくなってしまって」

一緒に住むのがすぐに想像できた


「それまで見たことがなかった『ポメプー』の愛らしさに心が引かれたというのもあると思うんですが、なぜかモニカが自分の部屋にいる状況が頭の中にどんどん浮かんできたんです。慌てて準備を整え、その週の終わりにモニカを我が家に迎え入れました。
犬との暮らしって…いいですよね、愛情でいっぱいになれる感じがして。ひとりでは味わえない豊かな気持ちが味わえる。もちろん大変なことも多いですが、感情の振り幅が大きくなる分、心が豊かになれる気がします」

すべてに変化をもたらしたモニカとの生活


「実は小さいときから、犬を飼いたいってずっと願っていたのですが、なかなか環境が整わなくて。私が大学に入ったころに、ようやく実家で犬を飼い始めたんです。
なので、犬と暮らすことにはある程度は慣れていたと思います。
仕事漬けで本当に忙しい日々でしたし、まさかそういう状態でペットを飼うなんて考えてなかったんですが、不健康だった生活をモニカが来たことで改善。

『CITYDOG』を創業することになったこともそうですが、モニカが来てくれたおかげで、私自身の生活が大きく変わりました。
前は夜もよく友人と出かけていましたが、今は早めに帰るようになりました。モニカのごはんをあげるため、飲み会がある場合でも必ず一度家へ帰るようにしています。手間はかかりますが…モニカが大切なことに気付かせてくれたように思います」

自分を譲らないことがブランド開始のキッカケに


「実際に犬を飼うとなると、リードやサークルだけじゃなく、さまざまなアイテムが必要になりますよね。
私も、そうした小物類を購入するために、ワクワクしながらモニカと出掛けたんです。でも、自分の好きなお洋服やインテリアに馴染むシンプルなドッググッズをなかなか見つけきれなくて。
モニカ用のベッドが欲しくていろいろ探したのですが『自分のお部屋には合わないな』と諦めてしまったんです」

最初は輸入販売からスタート


「海外のサイトを調べて、気に入るデザインのものを見つけて購入するようになったのですが、『どうして日本にはこういうのがないんだろう?』と思うようになり、仕事をしながら輸入販売を手掛けるようになりました。
でも、海外製品は大型犬用に作られていたり、日本ほど作りが繊細ではないことが多く、日本の生活にいまいち馴染まないんです。

たとえばキャリーバッグにしても、海外のものは犬の顔が出てしまうものばかりで。でも、日本だとメッシュが付いていないと公共交通機関で使えない場合が多いんですよね。そこで思い立ったのが、オリジナルのバッグ作りでした」

自分が欲しい条件をアイテムに落とし込む


「デザインはシンプルに。いかにも犬グッズです、っていう感じにしたくなかったんです。
なのでバッグやリュックは、パッと見た感じ、犬が入っているのか普通のバッグなのか分からないようなデザインにしました。
でも、犬とのお出掛けには水やおやつ、うんちを処理する袋などさまざまな物を持ち歩く必要があり、また息苦しくないようメッシュのカバーをかける必要もあるので、ポケットや収納など機能面も充実させました。
素材もできる限り汚れにくく、女性が持ち運びやすいようなるべく軽い素材をチョイス。このあたりは時間をかけてメーカーさんと擦り合わせましたね」

愛犬とのお出掛け時間が待ち遠しくなる


「こうだったらいいのに、ああだったらいいのに、そうしたこだわりを書き出して、突き詰めて、ようやく完成したのがCITYDOGのアイテムたち。
犬が気に入るであろう素材を吟味したからか、バッグの中に自分から進んで入ってくれる子も多いようです。
飼い主さんも愛犬も満足できるアイテムを作ることができて、本当に良かったなって思っています」

健康を考えるようになった7歳


「モニカのお散歩は朝と夕方の2回。朝はお散歩を兼ねて職場に通うことが多いですね。
今年で7歳になり、顔のまわりに白い毛が増えてきて、年をとってきたんだなぁと実感するようになりました。なので、気になることがあったら、すぐに動物病院に行くようにしています。
先日も、モニカの身体にしこりのようなものを見つけてしまい、大慌て。調べてもらった結果、悪性ではなかったのでホッとしたのですが、健康に留意しなければならない年齢になってきたのだと、肝に銘じました」

モニカとともに、自分自身も健康づくり


「週末は、できるだけモニカと一緒にお出掛けするようにしています。キャンプ場だと犬連れOKのところが多いので、グランピングに行くことも。
先日は箱根へ。モニカと一緒に温泉に入れる宿に行ってきたんですよ。ただ、まだまだそうした施設は限られているので、もっともっと増えてくれると嬉しいですね」


「私自身は運動が苦手で、これまで何もしてこなかったのですが、先日ふと無気力になる瞬間があったんです。その時に、これまで自分のケアを何もしてきてなかったことに気付きました。
そこで始めたのがヨガ。まだ始めたばかりなので効果のほどは分かりませんが、週1のヨガで身体を整え、あとはモニカとのお散歩やお出掛けで、体を動かそうと思っています」

筬島さん流・愛犬との暮らしMyルール

その1 いろいろな時間を共有する
その2 食べさせ過ぎない
その3 スキンシップはしっかり!

 
「モニカはすごく寂しがり屋さん。以前、分離不安になってしまい、おうちにドッグトレーナーさんを呼んで、訓練してもらいました。そのときに言われたのは、彼女が私の『母親』のようになってしまっているということ。私自身がしっかりするよう、がんばらなくちゃって思いました。

食べさせ過ぎない…というのは当たり前のことだと思うのですが、実はモニカ、すごく食にうるさいんです。ドライフードは絶対に食べてくれず、今は決まったブランドのフレッシュフードをあげています。
鶏ササミのジャーキーが大好きなのですが、ついつい食べ過ぎてしまうので、最近はおやつはあまりあげないようにしています。今の体重(2.8㎏)をキープするよう、獣医さんからも言われているので」

モニカちゃんの愛用品をチェック


「私と一緒にお出掛けすることが大好きなモニカが好きなものは、お出掛け時に使うキャリーバッグやリュックです。
バッグのチャックを開くと、自分からピュッと飛び込んで入っちゃうんですよ。
私が出掛ける準備をしていると、玄関に置いてあるリュックに入ってちゃっかり待っていることもあります」

おわりに


愛犬のために仕事も生活もすべて変えてしまったという筬島さん。モニカちゃんとの出会いは、まさに「運命」だったのかもしれません。
モニカちゃんの方はといえば、インタビューの間ずっと、筬島さんの膝の上でウトウト。互いに深く信頼し合っているおふたりの姿に、編集部一同つられてほっこりするひとときでした。

 

Photo_福田一稀 Interview & Text_和栗恵 Edit_篠原泰之



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