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愛ペット健康ライフ


ウルフ・アロンさん(柔道家)&オレオちゃん(フレンチブルドッグ)~あの人の愛ペット健康ライフ〜

「東京2020オリンピック競技大会」の柔道男子100kg級で見事金メダリストに輝いたウルフ・アロンさん。彼の相棒は今年4歳になった、とても愛らしいフレンチブルドッグのオレオちゃんです。
取材の間、オレオちゃんの顔に鼻をくっつけては可愛がるアロンさんならではの犬愛と、オレオちゃんとの穏やかな暮らしについて伺いました。
PROFILE
  • 飼い主:ウルフ・アロンさん(26歳)
    柔道家、学校法人了徳寺大学職員・サービス精神旺盛(Instagram
  • 愛犬:オレオちゃん(4歳)
    フレンチブルドッグ・マイペースで明るい

「犬を飼うのが憧れ」だった柔道一直線の学生時代


「実は子どものころから動物が好きで、なかでも犬が好きだったんです。でも、学生時代は寮生活なので飼うなんて夢のまた夢。大学を卒業したことで、念願の犬を飼おう!と思いつきました。
オレオと出会ったのは、いくつかペットショップを巡ったときのこと。こんなことをいうとオレオに失礼かもしれないですが…売れ残っていたんですよ。2回くらい値下げもされていて。
その背中になんともいえない哀愁が漂っていて…気付いたときには我が家にお迎えしていました。
オレオはね、とにかくマイペースなんです。でも人間のことが大好きで、試合に仕事にと忙しく飛び回る僕のことを、家でじっと待っていてくれる。その愛らしい姿を見ているだけで、一日の疲れが吹っ飛びます」

「オレオはとても性格が良くて、ほえたり、かんだり、怒ったりしているところを見たことないですね。あ、ちょっとだけあざとい一面はあるかもしれないですが(笑)。
女の子だからかな。絶対、自分のこと可愛いって分かってますよね。
今の部屋に引っ越したその日からくつろぎまくる始末。
秋には広いペット可物件に引っ越しをする予定になっています。オレオにはどんと一部屋進呈予定。今から待ち遠しいですね」

トレーニングもふたりで!?モチベーションアップにオレオちゃんが貢献


「実は、訳あってちょっとだけ離れて暮らしたことがあったんです。そのとき、オレオが驚くほど太ってしまって。なので今は、ダイエット中。バランスが良く適度な量の食事を与えるとともに、運動も一緒に楽しんでいます。

ほぼ毎日のように行っているのは、最寄りの山で行う『階段ダッシュ』。オレオが一緒に走ってくれるおかげで、モチベーションが保てています。
僕はいつも10本行うんですが、オレオは多くても2本。それでも最近になって、体重が9kg台まで落ちてきました。今後も太らないよう、僕もオレオも運動を続けていこうと思っています」

「毎日の散歩もオレオが飽きずに楽しめるよう、毎日違う場所に連れて行ったり、車に乗ってドッグランに出掛け、一緒に走り回ることもあります。
雨の日やどうしても時間がなくて散歩に連れて行けない日は、部屋の中でひたすら遊びます。オレオが『もうイヤ!』ってなるまで、ひたすらおもちゃやぬいぐるみを投げて取ってきてを繰り返します。このあたりは、間違いなくスパルタですね(笑)。
オレオは、疲れてくると僕のことを無視してくるんですが、それもまた可愛くて。
こうしてふたりでじゃれる日々は、なくてはならない幸せなもの。
辛く厳しい練習に挑むモチベーションを高めてくれるのは、オレオとの何気ない日々のおかげかもしれません」

ウルフさんが考える、オレオちゃんの健康のこと


「犬って、食欲すごくないですか?オレオは性格は穏やかなのに、食い意地がすごいんですよ。食べ物じゃなくても、なんでも口に入れちゃったりして。だから普段から、床やオレオの口が届くところには、何も物を置かないようにしています。
ごはんはドライフードを少々と、茹でた鶏肉や野菜を混ぜたヘルシー仕様に。実は僕、魚をさばくのが得意なんです。まあ、柔道だけじゃなくて何か他にも特技があったほうがいいのでは?と思って、さばき方を練習したんです。

食べた魚の身の残りをレンチンして、冷ましてあげることもあります。やはり新鮮な魚は美味しいらしく、バクバク食べる姿がまた可愛くて」

「体調管理は食事や運動のほか、歯ぐきの色や呼吸の音、毛づや、匂いなどさまざまな面でチェックしています。一緒に住む以上は、愛犬の健康管理を行うのは飼い主の義務。どんなに疲れていようが、絶対に手を抜いてはいけないことだと思っています。
フレブルは顔のシワに汚れが溜まりやすいので、顔を優しく拭いてあげるのもお約束。手間はかかるけど、なにしろ可愛いので!オレオの愛くるしい顔を長く楽しめるよう、これからもしっかりと手をかけてあげたいと思っています」

時間が出来たら、一緒にキャンプを楽しみたい


「今は何かと忙しく、昼間はほとんど家で留守番してもらっています。だから時間が出来たら一緒にキャンプに行きたいですね。
オレオは外遊びも好きなので、思いっきり自然に触れられるようなことをして喜んでもらいたい。一緒にテント泊とか、きっと楽しい思い出になると思うんですよ。
そうそう。実はもう1匹、フレンチブルドッグを飼う予定なんです。先日、候補の犬を見に行ってきました。次に迎えるのは男の子。オレオには母性に目覚めてもらおうと思っています(笑)。
男の子はヤンチャだって話をよく聞くので、しつけはしっかり行う予定です!」

「ちなみに、オレオの名前の由来は首の下にタテに白いラインが入っていて、それがオレオに挟まっているクリームのように見えたため。何から何まで可愛いでしょう?」

ウルフさん流・愛犬との暮らしMyルール

その1 夜は絶対ひとりにさせない
その2 床の上に物を置かない
その3 犬を甘やかさない

「どれも当たり前のことだと思いますが、自分に出来ることはやらないと!と思ってます。人間と同様に、犬もストレスが大敵。夜は絶対に誰かがそばについていてやれるよう気を遣っています。
ペットホテルも悪くはないのですが、どうしても夜はケージの中でひとりにされてしまうので、国内外に遠征で出かけるときは、自分や親友の実家で預かってもらうことが多いですね。
『その2』は、犬のために部屋をきれいにしているというか、犬がいるおかげで部屋をきれいに保てているというか(笑)。
オレオは自分にとって“生きるマイナスイオン”。彼女との暮らしはメンタルを保つうえで必要なもの。これからも一緒に楽しく暮らしていきたいと思っています」

オレオちゃんの愛用品をチェック

愛用品①:骨の形のおもちゃ


「歯茎がきれいになるかも?と思って購入した、フットボール模様の骨型おもちゃ。オレオは短い鼻を押し付けて喜んでいます」

愛用品②:ビーズクッション


「沈み込む感じが気に入っている模様。よくこのクッションに乗って寝ていますね」

おわりに


柔道100kg級という、命を削り合うような激しい試合に挑み続けるウルフ・アロンさん。心から癒しを感じられるのはオレオちゃんと一緒にいるひととき。
撮影中もお互い見つめ合っていることが多く、ふたりの絆の深さを感じることが出来ました。アロンさんの今後の活躍は、オレオちゃんの“マイナスイオンパワー”にかかっているといっても過言ではないのかもしれませんね。

 

Photo_中森真 Interview & Text_和栗恵 Edit_篠原泰之



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