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愛ペット健康ライフ


大山加奈さん(元女子バレーボール日本代表)&だいずくん(柴犬)~あの人の愛ペット健康ライフ〜

愛犬との運命的な出会いを果たし、人生がガラリと変わったという元女子バレーボール全日本代表の大山加奈さん。現役時代はケガに悩まされ、引退・結婚してからは不妊治療の辛さを経験。
そんな彼女の心を救ってくれたのは、愛犬の「だいずくん」でした。この記事では気になる2人の出会いや、愛犬との暮らしを通じて得た健康的な生活についてインタビュー。だいずくんと、2021年に授かった双子ちゃんと、仲良し家族の赤裸々な暮らしぶりも伺いました。

PROFILE
  • 飼い主:大山加奈さん(38歳)
    講演活動やバレーボール教室を通じ、全国の子どもたちに「夢を持つこと」の大切さを届けている/がんこでネガティブ。でも「なんとかなる」と信じているタイプ(Instagram
  • 愛犬:だいずくん(4歳)/柴犬
    かまってちゃんでマザコン。だけど優しく妹思い

ある日訪れた、だいずくんとの運命的な出会い

「実は私、だいずと出会うまで動物が苦手だったんです。特に犬は噛むかも?吠えるかも?と思うだけで怖くて仕方なくて。
でも、夫は大の犬好き。小さいころは家庭の事情で飼えなかったみたいで、近所の犬を可愛がってガマンしてきたらしくて。『犬を飼うことが夢!』とまで言っていたんです。
ただ、ふたりとも仕事が忙しくて、出張も多い職業なので、犬を飼うのは厳しいでしょ?って思っていたんです。
そんな日々でしたが、夫が毎日のように犬の画像や動画を見せてくれて。私のほうもほだされたというか、だんだん慣れてきたというか。
それに、子どもたちに『夢を持つこと』の大切さを教えている身で、夫の夢すら叶えてあげられないのはどうなんだろう?と思うようになっていきました」

「そうこうするうちに、私たち夫婦は不妊治療を始めました。ようやく体外受精にステップアップしたけれどダメだったとき、心も身体も疲弊しきってしまったんです。
そんなときに夫と出かけた先で、たまたま柴犬のブリーダーさんがあるという情報を得て、見るだけ見てみようか、なんて軽い気持ちでのぞきに行ったら――
出会ってしまったんです。ずっとだいずと目が合っていたんです。
そこからは急転直下。あんなに犬嫌いで30年以上も縁のない生活をしていた私が『連れて帰る~!』って、ワガママを夫にぶつけていました(笑)」

だいずくんとのヘルシーな生活

「愛らしいモフモフしただいずと一緒に暮らしていると、大げさかもしれませんが、世界が変わった気がしましたね。
だいずといることで、心の底から癒されたんです。それまで抱えてきた辛い気持ちがすべてなくなった、そんな気持ちになりました。
実は現役を引退して、かなり生活が乱れていたんです。朝寝坊したり、夜更かししたり。でも、だいずと暮らすことで、まるで現役時代のような規則正しい生活を送れるようになって、心身ともに健康になっていきました。
だいずをモフモフしているうちに心地よくなって、寝てしまう毎日を続けるうちに、双子を授かれたと思っています。
だいずは私にとって、他の何にも代えられない精神安定剤。
この子のおかげで、身体も心も本当に楽になりました。まさに“だいず様様”ですね」

暮らしのなかで気をつけていること

「出産して、だいずの元に双子を連れて帰って。最初のうちこそ、双子に触れることができないよう注意したりしていたんですが、だいずが意外にもちゃんと『お兄ちゃん』をしてくれるので、今は特に気にすることなく、3兄妹仲良く遊ばせています。
面白いなあって思ったんですが、だいずには飼い主が大切に思っているものやことがちゃんと伝わっているんです。双子もだいずが大好きで、奪い合うようにちょっかいを出すんですが、だいずはガマン強く双子の相手をしてくれていますね」

「育児の真っ最中なので、だいずと2人きりの時間はあまり取れていないのですが、夜に双子が寝た後でだいずを抱きしめ『大好きだよ』『いつもありがとう』って伝えています。
だいず自身、ガマンしていることがいっぱいあると思うんですよ。だからこそ、だいずには愛情をたっぷり伝えてあげたい。そう思っています」

だいずくんとスポーツ感覚でお散歩

「私がこれまで取り組んできたバレーボールは、肉体的に酷使するものなので、正直なところ身体に良いとは言えないところがあります。
でも、だからといって現役を引退した今もまったく運動しないのはダメ。自分にできる範囲で体を動かすことが、心身ともに健康に導いてくれることを、だいずとの暮らしのなかで知ることができました。
もともと、スポーツというものは人と人とをつなぐ力があると感じていたんですが、犬の散歩も同じ。だいずと歩くときは時間や距離を忘れて健康的な時間を過ごすことができるのはもちろん、散歩友達もできて、ものすごく助けられているんです。
私も夫もいない日にだいずのお散歩に行ってもらったり、双子のお風呂をサポートしてもらったり。今の世の中って個人主義になっていて、ご近所さんとつながることってほとんどないじゃないですか。でも、だいずがこうした貴重な出会いをもたらしてくれたんです」

「私自身の健康面でいえば、双子のお世話だけで日々のトレーニングになっていると自負しています。2人まとめて抱っこしたり、ベビーカーを押して坂道を上ったり――すごい有酸素運動になるんですよ。
なので、夜はゆっくりとお風呂に浸かり、ストレッチも欠かせません。
お部屋でヨガをやろうとすると、だいずが髪にじゃれたり、上に乗っかってきたりと邪魔してくるのがタマニキズですが、いつかだいずと一緒に『犬ヨガ』ができたら嬉しいですね。
時間があれば部屋で本を読んでいたいと思うほど出不精で人付き合いが苦手だった私に、そんな未来を感じさせてくれるだいずは、私にとって家族以上の存在です!」

大山さん流・イヌとの暮らしMyルール

その1 だいずファースト

 

その2 言葉できちんと愛情を伝える

 

その3 犬アレルギー予防に、世話&掃除はマメに!

 

「だいずは我が家の長男なので、双子がいても“だいずファースト”にするようにしています。お客さんが来たときはできるだけだいずに話しかけてもらうようにしたり、何かあったときは、最初に気遣うようにしたり。
さびしい思い、辛い思いはさせたくありませんからね。
それと、私が若干アレルギーを持っているので、部屋の掃除はかなりマメにしています。夫もそうした面を考えてくれているのか、散歩の後はだいずをキレイにしてくれるんです」

だいずくんの愛用品をチェック

愛用品①:ボール&おもちゃ

「ボールを追いかけるのが大好きなだいず。双子と一緒になって走り回っています!」

愛用品②:ファーストチョイス チキン小粒


「信頼できるメーカーのものをあげたい気持ちが強いです。食べムラがあるので『ふりかけ』は欠かせないんですが、ファーストチョイスのドッグフードはお気に入りで、カリカリと食べてくれます」(商品リンク

おわりに

さまざまな思いを抱えていた大山さんを救ってくれただいずくん。ふたりの甘い関係は、お子様が生まれた後も続いています。
愛犬とともに手に入れた、ヘルシーで自分らしい暮らし。大山さん一家の笑顔は、もしかしたら、だいずくんが守っているのかもしれません。

 

Photo_福田一稀 Interview & Text_和栗恵 Edit_篠原泰之



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